商品詳細

鐔 恒春(佐々木恒春)

Tsuba [Sasaki Tsuneharu]
保存刀装具
NBTHK Hozon Paper
No. B00201
朱塗箱

竪長さ : 8.5cm 横長さ : 8.5cm 耳の厚さ : .045cm 

画題:

桜花破扇図
国: 宮崎県延岡市
時代: 現代 昭和

鑑定書:

(公)日本美術刀剣保存協会
保存刀装具鑑定書
令和2年3月10日
銘: 恒春
形状 : 竪丸形、鉄磨地、地透、象嵌、角耳小肉

説明:

佐々木恒春は、大正14年、新潟に生まれ、昭和25年、養子縁組のため宮崎県延岡に移住する。昭和30年頃から刀剣・鐔の研究製作を始め、肥後象嵌の祖である林又七の技法を取り入れ、これに独自の技法を工夫し、製作したもので高い評価を得ている。昭和61年、宮崎県延岡市無形文化財保持者に指定される。

林又七の鐔のうち桜に破扇図鐔と桜・九曜紋透鐔が代表作の一つといわれ共に国の重要文化財に指定されている。その両鐔の図柄を取り入れて制作して欲しいとの注文主の要望に応えて制作されたのがこの鐔である。構想から完成まで1年余りを要したという。デザイン、彫り口、象嵌技術とも戦後の金工界の最高水準のものであり、豪華さの中に上品を漂わせた名鐔である。珍しく佐々木恒春師の添え書きが鐔箱の蓋の裏にあり昭和49年(1974)、49歳の正に円熟期の作品となっている。

備考:

桜破扇透象嵌鐔

鉄地丸形金九曜網目象嵌

銘 恒春

甲寅歳三月吉日 恒春(落款)

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