商品詳細
刀 精鍛龍王子貞次(花押) (人間国宝) 皇紀二千六百二年吉日 為辰沢氏 Katana [Takahashi Ryuoshi Sadatsugu , National Treasure]
|
|||||||||||||
重要無形文化財保持者 (人間国宝)
特別保存刀剣 National Treasure
NBTHK Tokubetsu Hozon Paper |
No. A00644
|
||||||||||||
白鞘 銀無垢金鍍金二重鎺 | |||||||||||||
刃長 : 66.1cm(2尺1寸8分半) 反り : 1.8cm(5分) 元幅 : 2.9cm 先幅 : 2.1cm 元重 : 0.5cm 先重 : 0.45cm |
登録証: 兵庫県教育委員会昭和58年6月16日 |
||||||||||||
|
鑑定書: (公)日本美術刀剣保存協会特別保存刀剣鑑定書 令和4年6月3日 |
||||||||||||
|
|||||||||||||
|
|||||||||||||
説明: 高橋貞次刀匠は、明治35年4月14日に生まれ、本名を金市といい、龍王子と号し、兄に高橋義宗がいる。大正6年、大阪の月山貞一の門人に入り、昭和9年4月、中央刀剣会の養成工に採用される。昭和12年6月、成業して郷里の愛媛県西条において鍛刀し、彫刻の工夫に専念する。昭和30年、刀工として初めて国の「重要無形文化財保持者(人間国宝)」に認定される。 本作は、皇紀2602年の製作年紀があり昭和17年(1942)は高橋刀匠が40歳にあたる。刃長2尺1寸8分半(66.1cm)は当時の軍刀の寸法となっている。形状は、鎬造、庵棟、身幅・重ね尋常に、反り浅くつき、中鋒となる。地鉄は板目よく錬れてつみ、処々柾がかり、地沸微塵に厚くつき、地景太く入る。刃文は、小互の目を連れて焼き、尖り刃・小丁子風の刃など少しく交じり、足よく入り、匂深く、匂本位にわずかに小沸つき、細かな砂流しかかり、明るく冴え、帽子は、直ぐ調に小さく乱れて小丸に返り、先掃きかけるなどの出来口を示している。緩みのない強く鍛えられた地鉄は整美にして、刃文は小互の目を連れて焼いた備前伝にて古作の備前長光や景光あたりに私淑したものであろうか。 |
|||||||||||||
備考: 昭和32年 重要無形文化財保持者に認定。(人間国宝)
古研ぎの為、全体に細かなヒケや鞘当たりがみられます。 指裏の鎺元に小さな点状の薄錆、切先付近の鎬地に縦方向にヒケ、棟に薄錆などがみられます。 |