商品詳細
太刀 安芸国三上貞直作之 平成十二年寒露 (無鑑査) Tachi [Mikami Sadanao]
|
|||||||||||||
無鑑査 Mukansa
|
No. A00640
|
||||||||||||
白鞘 金着二重鎺 | 750,000 | ||||||||||||
刃長 : 78.8cm(2尺6寸) 反り : 3.1cm(10分) 元幅 : 3.2cm 先幅 : 2.3cm 元重 : 0.75cm 先重 : 0.55cm |
登録証: 広島県教育委員会平成12年11月22日 |
||||||||||||
|
鑑定書: |
||||||||||||
|
|||||||||||||
|
|||||||||||||
説明: 三上貞直刀匠は、本名を孝徳といい、昭和30年6月11日、島根県島根県邑智郡邑南町(旧:瑞穂町)に生まれる。昭和49年、奈良県の重要無形文化財保持者(人間国宝):月山貞一刀匠に入門する。昭和55年、文化庁より作刀承認を受け、広島県山県郡北広島町に三上貞直日本刀鍛錬道場を開設する。昭和56年より新作名刀展において高松宮賞2回、文化庁長官賞2回、毎日新聞社賞1回、薫山賞2回、優秀賞1回、努力賞3回、入選4回など数多く受賞し、平成7年に無鑑査に認定される。作風は、長船長義を彷彿とさせる相伝備前をもっとも得意とし、師:月山貞一刀匠ゆずりのよく鍛えられた強靱な地鉄に、刃沸の強くついた湾れや乱れ刃を焼く。近年では、平成24年に、アニメ:エヴァンゲリオンの劇中に登場する「ロンギヌスの槍」を弟子の橋本庄市氏とともに制作して注目を集めた。 形状は、鎬造、庵棟、身幅広め、重ね厚く、元先の幅差つき、長寸にて、腰反り高くつき、中鋒延びごころとなるといった鎌倉期の長寸な太刀姿を呈する。地鉄は、板目がよく錬れてつみ、少しく杢を交え、地沸微塵に厚くつき、地景よく入る。刃文は、互の目・小互の目に少しく小丁子や小のたれの刃など交じり、足入り、匂深く、小沸よくつき、部分的に沸強く叢だち、金筋入り、砂流しかかり、匂口明るく、帽子は焼き深く直ぐ調に小丸に返り、先掃きかけるなどの出来口を示している。刃文が物打ち付近で一段と焼きが高く華やかとなり、帽子も焼きが深く返りが少ない一文字帽子となっており、刃沸が一段と強い点は一文字派のなかでも古作:鎌倉一文字助真を彷彿させている。 |
|||||||||||||
備考: 無鑑査
佩表:下半の地鉄にわずかに鍛え割れ、佩裏:上半の刃中にわずかに鍛え割れ、下半の刃中に鍛え割れがみられます。 |