商品詳細
刀 金房兵衛尉政次 (末古刀中作)(業物) Katana [Kanabou Masatsugu]
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特別保存刀剣 NBTHK Tokubetsu Hozon Paper
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No. A00631
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(附) 黒変塗鞘打刀拵
白鞘 赤銅着一重鎺 |
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刃長 : 69.6cm(2尺3寸弱) 反り : 1.5cm(5分3厘) 元幅 : 2.9cm 先幅 : 2.4cm 元重 : 0.5cm 先重 : 0.4cm |
登録証: 奈良県教育委員会昭和27年10月8日 |
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鑑定書: (公)日本美術刀剣保存協会特別保存刀剣鑑定書 令和元年5月23日 |
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説明: 金房派は室町末期から新刀期にかけて南都に住し、金房某と銘して数多くの刀工が知られ、栄えている。政次は同派を代表する刀工である。作風に伝統的な大和伝はみられず、身幅の広い、先反のついた末備前、末関などと共通する打姿であり、板目肌流れ、刃文は直刃が最も多く他にのたれや互の目を焼くが、匂口が締まってとくに足・葉の目立つものを多く見る。 本作は、形状は、鎬造、庵棟、身幅やや広め、重ね厚く、鎬高く、元先の幅差少なく、反り浅くつき、大鋒となる。鍛えは、板目、杢交じり、処々柾がかり、肌立ちごころに、地沸厚くつき、地景太く入り、鉄色が黒みがかる。刃文は、互の目に小互の目・尖り刃・角張る刃など交じり、足・葉よく入り、匂本位に小沸つき、砂流しかかり、帽子は、直ぐ調に小丸にやや長く返り、先掃きかけるといった出来口を示している。室町時代後期の刀剣にみられる実用本位な質実剛健なる造込みにて手持ちはズシリと手持ちも重く感じられ健体であることも窺い知られる。附帯する黒変塗鞘打刀拵も鞘を縦篠風にしあげた粋なものとなっている。 |
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備考: 古刀中作 業物
新規白鞘・ツナギ制作
古研ぎのため、指表の物打ち辺に鞘当たり、切先の先端に欠けなどがあります。 全体に地鉄の小さな鍛え割れ、細かいヒケなどがあります。 |