商品詳細
刀 大阪住月山貞勝謹作(花押) 昭和十二二年六月吉日 官幣大社石清水八幡宮 御神宝御太刀以餘光鉄 Katana [Gassan Sadakatsu]
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特別保存刀剣 NBTHK Tokubetsu Hozon Paper
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No. A00621
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白鞘 銀無垢祐乗鑢鎺 | |||||||||||||
刃長 : 70.3cm(2尺3寸2分) 反り : 2.4cm(7分半) 元幅 : 3.0cm 先幅 : 2.2cm 元重 : 0.7cm 先重 : 0.6cm |
登録証: 東京都教育委員会昭和48年10月4日 |
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鑑定書: (公)日本美術刀剣保存協会特別保存刀剣鑑定書 令和4年3月2日 |
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説明: 月山貞勝は帝室技芸員:月山貞一(初代)の長男として明治2(1869)年、大阪-槍屋町で生まれた。名を英太郎と言い、幼少の頃より父:貞一につき鍛刀技術を修めた。その技倆は貞一に迫るものがあり、貞一没後は大阪月山家を継ぎ、その門下からは三男の月山貞一、高橋貞次の2人の人間国宝や、多くの良工を輩出し昭和18(1943)年12月24日に74歳で没した。大正7(1918)年頃までは、父貞一の相槌を勤めていた為に、自身銘の作はほとんど無く、この頃の作としては、僅かに昭和天皇立太子禮御佩刀の直刀が知られている。出羽三山神社蔵の大正10(1921)年紀の脇指は綾杉伝で、これが世にある貞勝の年紀としては最も古いものであろう。大正10年頃より貞勝は一木喜徳郎宮内大臣の知遇を受け、天皇陛下の大元帥刀や、各宮家や宮内省の御下命を受け賜わり、陸・海軍将官への御下賜刀の製作にあたっている。 貞勝の作風は、綾杉伝の他に、備前伝を得意とし、相州伝にも見るべきものがある。刀は細身で小切先の優美な姿のものが多く、これは前述した、宮内省関係の刀を多く製作していたことと深い関連があると思われる。 本作は、地鉄は板目よくつみ、総体に柾がかり、地沸厚くつき、地景入り、刃文は、小のたれ調に互の目交じり、足入り、匂深く、沸よくつき、金筋入り、砂流しかかり、匂口明るく、帽子は、直ぐに小丸に返り、先さかん掃きかけるといった優れた作風をみせている。 銘文に記された内容によれば、本刀は石清水八幡宮(京都府八幡市)に御神宝として奉納された太刀の余鉄を用いて製作されたという。おそらくは、月山貞勝は石清水八幡宮より御神宝を製作する注文を受け数振を謹作して本刀はその影打ちと推察される。 |
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備考: 古研ぎのため、細かなヒケが部分的にみられます。 |