商品詳細

短刀 晶平之(川崎晶平)

平成二十八年八月日

 

Tanto [Kawasaki Akihira]
No. A00615
白鞘 金着一重鎺

刃長 : 29.8cm(9寸8分) 反り : 0.2cm(1分) 

元幅 : 2.9cm 元重 : 0.7cm

 

登録証:

埼玉県教育委員会
平成28年11月9日
国: 埼玉県
時代: 現代 平成28年 2016年

鑑定書:

銘: 晶平之
平成二十八年八月日
形状 : 平造、三ツ棟、身幅広め、重ね厚く、寸延びて、反り浅くつく。
鍛 : 板目、杢交じり、棟寄りなど処々柾がかり、肌立ちごころに、地沸厚くつき、地景太く入る。
刃文 : のたれ調に大互の目交じり、足入り、匂深く、沸よくつき、金筋入り、砂流しさかんにかかり、刃縁に湯走り風交える。
帽子 : 直ぐに小丸に返り、先掃きかける。
彫物 : (なし)
茎 : 生ぶ、先栗尻、鑢目筋違、目釘孔一。

説明:

 川崎晶平刀匠は、本名を川崎仁史といい、昭和43年、大分県に生まれる。明治大学政治経済学部卒業後、平成6年に長野県坂城町の宮入小左衛門行平師に入門する。11年に文化庁より作刀承認を受け、同年、新作名刀展に初出品し優秀賞・新人賞を受賞する。13年の新作刀展において初の特賞「協会名誉会長賞」を受賞する。15年に独立、埼玉県美里町に「晶平鍛刀道場」を開設するし、同年「文化庁長官賞」受賞、16年「協会会長賞」と連続して受賞する。また、新作日本刀・刀職技術展覧会においては、第1回、2回と連続して、4回にも特賞一席の「経済産業大臣賞」を受賞する。

 本作は、身幅の広いいわゆる段平な造込みに、地鉄は板目に杢が交じり、地沸が厚くつき、地景が太く入り、刃文は湾れ調に大きめの互の目を配し、沸強くつき、金筋・砂流しがさかんにかかった相州伝の優品となっている。

備考:

詳細写真1
詳細写真2
詳細写真3