商品詳細
刀 遠州掛川住藤原房信作之 慶応二二年三月吉日 於武州江戸 Katana [Gimeisai Fusanobu]
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特別保存刀剣 NBTHK Tokubetsu Hozon Paper
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No. A00609
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(附) 黒呂色塗鞘打刀拵
白鞘 銀着一重鎺 |
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刃長 : 71.5cm(2尺3寸6分) 反り : 1.0cm(3分半) 元幅 : 3.3cm 先幅 : 2.6cm 元重 : 0.75cm 先重 : 0.6cm |
登録証: 富山県教育委員会昭和26年2月3日 |
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鑑定書: (公)日本美術刀剣保存協会特別保存刀剣鑑定書 平成26年7月9日 |
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説明: 義明斎房信は、伊勢国の義明斎広房の子あるいは門人と伝え、義明斎と号する。遠江国掛川藩五万石の太田家のお抱え鍛冶となり、居住した掛川のほかでは武州江戸にても打つ。作風は父の広房と同様に丁子乱れの華麗な備前伝を得意とした。 本作は、形状は鎬造、庵棟、身幅広め、重ね厚く、反り浅くつき、中鋒延びて手持ちはズシリと重量感があり頑健な造込みとなる。地鉄は、小板目つみ、地沸つき、地景入り整美にして、刃文は、小互の目に、互の目・尖り刃・角張る刃など交じり、乱れ、足入り、匂本位に小沸つき、処々叢だち、細かな砂流しかかり、小さな飛焼風の湯走りを交えるといった父の義明斎広房と同様に備前伝の優れた出来映え示している。 附帯する黒呂色塗鞘打刀拵は、鐔は「橘孝家造」と銘があり、鉄磨地撫角型で耳は鋤残し、両櫃、北斗七星を小透しと線で結んでいる。やや厚めの鐔となり、孝家は銘鑑によれば、黒澤氏・橘姓を冠称す、陸中国盛岡住、幕末とある。この拵は刀身と同時期に制作されたものであり、保存状態も良く、鞘自体ずっしりと重量感がある。 |
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備考: |