商品詳細
短刀 備州長船康光 応永丗一年八月日 (古刀上作)(大業物) Tanto [Bizen Osafune Yasumitsu]
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特別保存刀剣 NBTHK Tokubetsu Hozon Paper
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No. A00596
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黒呂色塗鞘小サ刀拵
白鞘 銀着二重台付鎺 |
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刃長 : 26.0cm(8寸6分) 反り : なし 元幅 : 2.3cm 元重 : 0.55cm |
登録証: 愛知県教育委員会昭和26年4月5日 |
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鑑定書: (公)日本美術刀剣保存協会特別保存刀剣鑑定書 令和3年2月25日 |
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説明: 康光は、盛光と並んで「応永備前」と呼称される室町時代初期の備前鍛冶の双璧である。この派の作風には、太刀姿や丁子を交えた刃文に、一見鎌倉期の一文字派や長船物の作域を想わせるものがあるが、板目に杢を交えて肌立った鍛えに地景風のかねが入り、焼刃には腰の開いた互の目が目立ち、帽子は先の尖った、いわゆる「ローソクの芯」と称せられる態となるところなどに、一派の特色が表示されている。康光の代別については応永頃の右衛門尉と名乗る作者を初代とし、応永年紀の外に永享・嘉吉等の年紀があり、通説正長以後のものを二代を左京亮として、以降室町後期まで同名五代の存続を数えているが、厳密な代別については尚今後に検討の余地を残している。 本作は、応永31年紀を有する短刀で、形状は、平造、庵棟、身幅尋常、重ね厚め、反り殆どなく、寸延びといった応永頃の短刀姿を呈する。鍛えは、板目がつみ、杢交じり、処々ながれ、総じて肌立ちごころとなり、地沸つき、地景よく入り、刃寄りに棒映りが鮮明にたつ。刃文は小のたれ調に小互の目、角張る刃、腰の開いた刃など交じり、足入り、匂深く、匂い本位に小沸つき、金筋入り、砂流しかかり、帽子は浅く乱れ込み、小丸に返り、先掃きかけるといった典型的な応永備前の特徴をあらわした優品となる。 附帯する黒呂色塗鞘小サ刀拵は江戸後期の製作であろうか木製の鐔が柄側ではなく、鞘側に一体となった特徴あるものとなっている。 |
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備考: 古刀 上作 大業物
古研ぎの為、細かなヒケ、鞘当たり、薄錆などがみられます。 |