商品詳細
刀 若狭守藤原氏房 (古刀中上作)(業物) Katana [Wakasanokami Ujifusa]
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特別保存刀剣 NBTHK Tokubetsu Hozon Paper
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No. A00592
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(附) 茶石目地塗塗鞘打刀拵
白鞘 上貝金・下貝銀着二重鎺 |
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刃長 : 70.6cm(2尺3寸2分強) 反り : 2.0cm(6分強) 元幅 : 3.2cm 先幅 : 2.2cm 元重 : 0.6cm 先重 : 0.45cm |
登録証: 愛知県教育委員会昭和45年10月13日 |
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鑑定書: (公)日本美術刀剣保存協会特別保存刀剣鑑定書 平成30年12月10日 |
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説明: 若狭守氏房は、関兼房の子で、はじめ本工も兼房と切り、のち今川氏真の一字を贈られ氏房と銘したと伝わる。永禄13年頃、若狭守を受領し、元亀・天正年間に大いに活躍し、晩年は尾張清洲に移住した。作風は、父:兼房風の互の目丁子のものと、のたれに互の目を交え匂い勝ちに沸づいた烈しい出来のもの、皆焼風のものなどがみられ、室町後期の美濃鍛冶を代表する良工である。 本作は、形状は、鎬造、庵棟、身幅尋常、重ねやや厚く、先反りつき、鎬をやや削ぎ、中鋒延びる。鍛えは、板目つみ、杢交じり、処々わずかに柾がかり、やや肌目が立ち、地沸微塵に厚くつき、地景入り、刃紋は、浅いのたれ調に互の目・小互の目、角張る刃など交じり、足入り、匂深く、小沸よくつき、砂流しかかり、棟をさかんに焼くといった優れた出来口をみせている。地刃ともに健全にて健やかなる若狭守氏房の優品である。 附帯する茶石目地塗塗鞘打刀拵も作品の格調をより高らしめている。 |
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備考: 古刀 中上作 業物
古研ぎのため、刃先はなどにわずかな薄錆がみられます。 |