商品詳細
刀 濤江介正近行年五十歳(武蔵) 弘化五年春壬正月日 Katana [Sakai Naminosuke Masachika]
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特別保存刀剣 NBTHK Tokubetsu Hozon Paper
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No. A00591
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(附) 黒変塗鞘打刀拵
白鞘 赤銅着時代鎺 |
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刃長 : 70.4cm(2尺3寸2分半) 反り : 1.6cm(5分) 元幅 : 3.3cm 先幅 : 2.3cm 元重 : 0.8cm 先重 : 0.5cm |
登録証: 神奈川県教育委員会昭和27年11月3日 |
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鑑定書: (公)日本美術刀剣保存協会特別保存刀剣鑑定書 平成28年3月23日 |
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説明: 酒井正近は、本国は奥州白河、細川正義門、濤江介と号し、天保末年より武州八王子小比企村に住す。八王子市高尾の薬王院に「奉献高尾山飯縄大権現酒井濤江介正近武蔵太郎安貞神前斎戒沐浴一百日勤作之」と銘した安政2年紀の太刀がある。鑑定眼も確かであったようで下原刀工の作で正近が鞘書を誌したものが残されている。正近は偽作を造り、その罪によって明治初年に多摩の浅川河原において打首になった、或いは、小栗騒動の関連ともいわれるが、薩長土の官軍の横暴で明治維新期に犠牲になったのが真実のようである。 本作は、地刃ともに誠に健全にて、匂深で刃中が明るく冴え、細かな働きのある態は師匠である細川正義と同系の左行秀の作を彷彿とさせる。 当時の打刀拵が添えられていることも好ましく、拵から推察するに上級武士の差し料であったことが窺い知られる。 |
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備考: 古研ぎのため、帽子の表裏、指表の中程に薄錆が、指表の横手下などに鞘当たり、ヒケなどがあります。 |