商品詳細
大太刀 安達義昭作 昭和庚申二月日 O-tachi [Adachi Yoshiaki , copy O-Kanehira]
|
|||||||||||||
No. A00578
|
|||||||||||||
白鞘 金鍍金太刀鎺 | |||||||||||||
刃長 : 89.4cm(2尺9寸4分半) 反り : 3.6cm(1寸1分強) 元幅 : 3.7cm 先幅 : 2.4cm 元重 : 0.7cm 先重 : 0.5cm 刀身重量 : 992g |
登録証: 静岡県教育委員会昭和55年6月18日 令和2年7月31日再交付 |
||||||||||||
|
鑑定書: |
||||||||||||
|
|||||||||||||
|
|||||||||||||
説明: 安達義昭刀匠は、昭和21年に生まれ、若い頃に佐藤寒山先生に刀剣について指導を受ける。後に、石川県の人間国宝である隅谷正峯氏のもとで作刀技術を学ぶ。静岡県裾野市の黄瀬川の畔に鍛刀所を開設し作刀に励んだ。作風は、備前伝を得意とし、青江の逆丁子写しもある。「新作名刀展」の名誉会長賞など多数の受賞があるが、残念ながら若くして没している。刀匠でありながら、刀剣の鑑識眼もあり、且つ、大の酒豪であった。作品は極めて少なく自分で満足のいくものしか世に出さない性格からであろう。 この大太刀は、安達刀匠の晩年作で、古備前包平の名物「大包平」のオリジナルを写した優品である。 本歌「大包平」は、長さ: 2尺9寸4分5厘(89.23cm)、反り:1寸1分5厘(3.48cm)、重量:1350gと長大なもので、 写しの本作は、長さ:2尺9寸4分半(89.4cm)、反り:1寸1分強(3.6cm)、重量:992gとほぼ忠実に再現している。 安達刀匠の師匠である隅谷正峯師にも「大包平」写しの作品が数振り残されている。隅谷師は写しを再現するにあたり本歌「大包平」を綿密に採寸し、原寸大の木型を製作したという。本作もおそらくは安達刀匠が師の木型を参考にしたことにより忠実な写しを再現することが可能になったものと推察される。 |
|||||||||||||
備考: 刀身の全体にスレがあります。部分的にごく小さな薄錆がみられます。 白鞘に重量があるため白布を巻いてあります。前所有者の落款があります。 刀袋に前所有者の名前が刺繍されています。 |