商品詳細
太刀 高羽誠 Tachi [Takaba Makoto]
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No. A00577
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白鞘 金着二重鎺 | |||||||||||||
刃長 : 68.8cm(尺寸分) 反り : 1.2cm(分) 元幅 : 3.2cm 先幅 : 2.7cm 元重 : 0.4cm 先重 : 0.35cm
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登録証: 東京都教育委員会令和2年9月19日 |
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鑑定書: |
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説明: 高羽秀忠刀匠は、本名を高羽誠といい、昭和3年2月18日に生まれる。昭和17年、池田国忠刀匠に入門、昭和18年、中田兼秀刀匠に入門する。刀匠銘の「秀忠」は池田国忠刀匠の「忠」と中田兼秀刀匠の「秀」からいただいたものである。昭和44年、作刀承認を受け、第1回新作名刀展に出品し、連続で入選する。昭和51年には、志津三郎兼氏の代表作で重要文化財に指定されている切刃造のものを写し奨励賞を受賞する。昭和44年、佐藤寒山先生のお世話で宮入昭平鍛錬所に研修を受ける。昭和45年、岐阜県関市に高羽鍛錬所を開設する。作風は、同国の美濃国が産んだ名工:志津三郎兼氏に私淑し、他に山浦清麿風のものがある。佐藤寒山先生による現代刀評の中に「全体的なレベルの向上は言うまでもないが、特に著しき飛躍を遂げた人に、岐阜の高羽君がいる。彼の出品刀は重文の兼氏写しだが、驚くべき立派な作であった。高い所に目標を置いて一生懸命精進すれば素晴しい転機が訪れる好見本だ」と称されている。 この刀は、身幅広めに、重ねが尋常、元先の幅差少なく、浅く反りつき、大鋒といった南北朝時代の大太刀を大磨上にした体配を呈している。地鉄は、板目肌がつみ、部分的に柾がかり刃文は、浅い小のたれを主調に互の目・小互の目交じり、足入り、匂い本位によくつき、砂流しかかる。高羽刀匠が、私淑する志津三郎兼氏を写したもので、堂々とした大柄な体配に、穏やかな小のたれを主調とした刃文を焼き、地刃がよく調和している。 |
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備考: 全体に処々にヒケやスレがあります。 指表の下部の樋中に点状の錆がみられます。 |