商品詳細

脇指 金剛兵衛源盛高(花押) 

Wakizashi [konngoubyoue Moritaka Yasuhiro]
No. A00558
白鞘 銀無垢二重鎺

刃長 : 33.3cm(1尺1寸) 反り : 0.4cm(1分) 

元幅 : 2.4cm 元重 : 0.55cm

 

登録証:

熊本県教育委員会
昭和48年6月18日
国: 熊本県
時代: 現代 昭和48年 1973年

鑑定書:

銘: 金剛兵衛源盛高(花押)
形状 : 平造、庵棟、身幅広く、寸延びて、浅く反りつく。
鍛 : 板目、杢交じり、処々柾がかり、肌立ちごころに、地沸厚くつき、地景太く入る。
刃文 : 浅くのたれごころを帯びた広直刃を主調に、互の目・小互の目交じり、足入り、匂深く、小沸よくつき、金筋入り、砂流しかかる。
帽子 : 直ぐに小丸に返り、先掃きかける。
彫物 : 表裏、櫃内に草の雨龍を透かし彫りにする。
茎 : 生ぶ、先剣形、鑢目切、目釘孔一。

説明:

金剛兵衛盛高靖博刀匠は、本名を盛高良夫といい、明治41年10月30日に生まれる。筑前宝満金剛兵衛盛高八代妙見宮移住第十二代と称し、鉄王と号す。実阿などの宗教家兼刀匠の伝統で、初代:盛高が金剛兵衛と称したのは、宝満金剛界を兵衛する意といい、元和年間に宝満山から八代妙見宮の修験鍛冶として移住して十二代鍛冶を相伝する。作刀の中心の無骨な卒塔婆形は、刀で切られた者が成仏するよう念じたと伝え、遺訓となっている。。昭和2年、先代の父:良次郎全正が病弱のため刃物鍛冶の業をつぎ、余暇に作刀を研究し、第十二代を継ぐ。昭和8年、延寿太郎宣繁(武永近吾)刀匠に後継者がなかったので、十文字槍鍛法を伝授される。昭和10年、西日本刀展に太刀2振を出品し、優秀賞・市長賞を受賞する。同年、文部省新作刀展において入選、以後、連続して入選し、陸軍大臣賞を受賞する。昭和16年、将校用鍛錬刀鍛造を命ぜられる。昭和19年、第六師団長:土橋一次大将の要請により南九州防衛作戦用の軍刀の鍛造のため終戦まで刀工を養成する。昭和27年、講話記念に三尺四寸五分(104.5cm)の大太刀のほか数振を鍛造する。昭和38年1月30日、作刀認可を受ける。昭和45年、坂田文部大臣守護太刀を鍛造する。

作意は、良西・西蓮などの祖流の復活と、則重・左文字ら相州物を目標としている。

本作は、平造、庵棟、身幅広く、寸延びて、浅く反りがついた所謂、段平な造り込みに、地鉄は、板目、杢が交じり、処々柾がかり、肌立ちごころに、地沸厚くつき、地景太く入る。刃文は、浅くのたれごころを帯びた広直刃を主調に、互の目・小互の目交じり、足入り、匂深く、小沸よくつき、金筋入り、砂流しかかる。表裏より、櫃内に草の雨龍を透かし彫りとしているが、これは欄間透しともいい、完全に地鉄が裏側まで貫通しており彫技には高い技量がもとめられる。

備考:

刃先などに小さな当たりや小錆がみられます。

鞘に凹みや染みがみられます。

詳細写真1
詳細写真2
詳細写真3