商品詳細
大小 刀 武州吾野住小沢正寿作 昭和二二十一年丙午年仲秋 貫 Daisho [Ozawa Masatoshi]
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No. A00551
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(附)黒呂色塗鞘大小拵
白鞘 金着一重鎺 |
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(大) 刃長 : 77.3cm(2尺5寸5分) 反り : 2.2cm(7分強) 元幅 : 3.35cm 先幅 : 2.65cm 元重 : 0.75cm 先重 : 0.6cm (小) 刃長 : 55.6cm(1尺8寸3分強) 反り : 1.3cm(4分) 元幅 : 3.4cm 先幅 : 3.1cm 元重 : 0.7cm 先重 : 0.65cm
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登録証: 東京都教育委員会平成29年12月16日 |
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鑑定書: |
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説明: 小沢正寿刀匠は、大正9年5月25日に生まれ、本名を岩造といい、刀工銘は師匠である宮口寿広師の「寿」、塚本起正師の「正」の一字を組み合わせ、塚本起正師が「正寿」と命名する。埼玉県飯能市に於いて作刀し、「吾野」「正丸峠」と地名を銘文に切ったものがある。高松宮賞をはじめ数多くの賞を受賞し、作風は華麗な丁子乱れの備前伝を得意とし、他に山城伝・相州伝などもある。平成5年、73歳で歿している。 本作は、大小にて刀と脇指ともに身幅広く・重ね厚く、元先の幅差少なく、先反りつき、大鋒に結んだ南北朝時代を彷彿とさせる迫力ある形状を呈している。刃文は、刀は互の目に、小互の目・尖り刃・丁子風の刃など交じり、乱れ、脇指はのたれ調に互の目・小互の目・丁子風の刃・矢筈刃など交じり、共に焼き高く華やかな作風を示している。作位は小沢刀匠がもっとも得意とした備前伝のなかでも豪壮なる形状や、華やかな丁子刃より古作:長船長義に私淑したものであろう。特筆すべきは長義の二様の作風をよく示しており、刀は丁子を交えた複雑な乱れ刃、脇指はのたれを主調に互の目や丁子を交えたものとなっており、どちらも長義の相伝備前の魅力を愉しめるものとなっている。昭和の名人:小沢正寿刀匠の技倆が遺憾なく発揮された優品となっており、お数寄者の好みによって制作された黒呂色塗鞘大小拵えが附帯する。 |
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備考: 古研ぎの為、処々に小さな薄錆やヒケがみられます。 脇指の物打ち辺に極く僅かな刃こぼれがあります。 |