商品詳細
刀 薩摩国伯耆守平朝臣正幸 (新々刀上々作) 寛政五年丑二月 Katana [Hoki_no_kami Masayoshi]
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特別保存刀剣 NBTHK Tokubetsu Hozon Paper
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No. A00532
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白鞘 金着二重鎺 | |||||||||||||
刃長 : 67.4cm(2尺2寸2分半) 反り : 1.6cm(5分) 元幅 : 3.0cm 先幅 : 2.2cm 元重 : 0.65cm 先重 : 0.45cm
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登録証: 東京都教育委員会昭和51年3月16日 |
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鑑定書: (公)日本美術刀剣保存協会特別保存刀剣鑑定書 昭和60年5月29日 |
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説明: 伯耆守正幸は二代:伊地知正良の子で、享保18年に生まれ、三代目を継いで正良と名乗った。寛政元年、奥大和守元平と時を同じくして「伯耆守」を受領し、「正良」の名を嫡男に譲り、自らは「正幸」と改めた。文政元年、86歳で没している。彼は父祖に優る技量を示し、出藍の誉れが高く、薩摩新々刀鍛冶の中で奥大和守元平と共に双璧である。正幸の作品は身幅が広く、長寸で、重ねも厚く、鋒が延び、一般に頑丈な造込みのものが多く、刃文はのたれに互の目・尖りごころの刃を交え、匂深く、荒めの沸がつき、金筋・砂流しがかかるなど相州伝、就中、「志津」に倣った作柄を得意としている。 この刀は、形状は、鎬造、庵棟、身幅やや広く、重ね厚く、先反りつき、中鋒延びごころとなる。板目に杢・流れ肌交じり、総じてつみ、地沸厚くつき、処々荒めの地沸を交え、地景風の黒い変わりがね入り、刃文は、浅い小のたれ調に、互の目・小互の目など交じり、足入り、匂深く、沸厚くつき、荒めの沸を交え、砂流しかかり、金筋・沸筋さかんに入るなどの出来口をあらわしている。匂深で、沸に妙味があり、金筋・沸筋・砂流し等が働いており、相州伝の優れた作域を示している。 |
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備考: 新々刀 上々作 |