商品詳細

短刀 作陽幕下士細川正義(刻印) (新々刀上々作)

嘉永六年癸丑年仲秋

Tanto [Hosokawa Masayoshi]
特別保存刀剣
NBTHK Tokubetsu Hozon Paper
No. A00531
白鞘 金着一重鎺

刃長 : 20.9cm(6寸8分半) 反り : 内反り

元幅 : 2.2cm 元重 : 0.7cm

 

登録証:

東京都教育委員会
昭和50年10月23日
国: 武蔵国 (東京都・埼玉県・神奈川-東部)
時代: 江戸時代後期 嘉永6年 1853年

鑑定書:

(公)日本美術刀剣保存協会
特別保存刀剣鑑定書
平成12年2月9日
銘: 作陽幕下士細川正義(刻印)
嘉永六年癸丑年仲秋
形状 : 平造、庵棟、身幅尋常、重ねやや厚く、内反りつく。
鍛 : 板目つみ、処々柾がかり、肌立ちごころに、地沸つき、地景入る。
刃文 : 小互の目を連れて焼き、足入り、匂深く、匂い本位に小沸つき、細かな砂流しかかる。
帽子 : 直ぐ調に浅くのたれて小丸に返り、先掃きかける。
彫物 : (なし)
茎 : 生ぶ、先栗尻、鑢目大筋違に化粧つく、目釘孔一。

説明:

細川正義(二代)は主税佐(ちからのすけ)と称し、下野国細川良助(初代:正義)の子であり、水心子正秀の門に入り、初め正方、さらに守秀と銘し、のちに正義に改めている。美作国津山藩松平家の抱え工となり、多くは江戸に住して鍛刀を行い、数多くの門弟を育成し、安政5年6月に73歳で没している。正義は師:正秀の研究理論を実践した刀工で、大慶直胤と双璧である。作風は大別して備前伝と相州伝とがあるが、備前伝に優れたものが多い。

本作は、正義がもっとも得意とした備前伝にて、小互の目を連れて焼き、足入り、匂深く、匂い本位に小沸つき、細かな砂流しかかるといった優れた出来映えを示している。

備考:

新々刀 上々作

 

古研ぎの為、鎺元など全体に薄錆がみられます。

鞘に少し傷みがあります。

詳細写真1
詳細写真2
詳細写真3