商品詳細
刀 平安城住人広光造之 鞍馬関吉次末 慶応二丙寅年二月日 Katana [Oosuminokami Hiromitsu]
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特別保存刀剣 NBTHK Tokubetsu Hozon Paper
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No. A00503
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(附) 黒呂色塗鞘打刀拵
白鞘 素銅一重鎺 |
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刃長 : 74.8cm (2尺4寸7分弱) 反り : 0.8cm (2分) 元幅 : 3.3cm 先幅 : 2.4cm 元重 : 0.95cm 先重 : 0.8cm |
登録証: 東京都教育委員会昭和54年11月29日 |
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鑑定書: (公)日本美術刀剣保存協会特別保存刀剣鑑定書 平成29年02月02日 |
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説明: 大隅守広光は、大和郡山藩士で本名を川井幸七という。京の鞍馬関吉次の末流といい、会津十一代和泉守兼定の門人となり、西京椹本町に住し、慶応年間に大隅守を受領する。 広光が記した師:和泉守兼定の京における慶応頃の刀剣注文帳が残されており、それによれば新撰組、薩摩藩士、土佐藩士らの名がみられる。 本刀は、刃長が2尺4寸7分弱(74.8cm)と長寸にて、身幅がひろく、重ねは約1.0cmに近いほどきわめて厚く、反り極くわずかにつき、中鋒に延んだ勤王刀の形状を呈す。附帯する素銅一重ハバキや黒呂色塗鞘打刀拵も製作当時のもので、鞘の反りも殆どないことから薩摩藩士が好んで差した薩摩拵であると推察される。質素な拵でやや太めの反りの無い鞘にて、小尻、及び鯉口には真鍮金具がついている。 |
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備考: 新々刀 中上作 指表のハバキ元にヒケ、棟の下部に薄錆がみられます。 当時の拵の為に鞘、柄前などに傷みがあります。 |