商品詳細
刀 於備前国義光作之 平成八一年正月吉日 (無鑑査) Katana [Ono Yoshimitsu]
|
|||||||||||||
無鑑査 Mukansa
|
No. A00325
|
||||||||||||
白鞘 金着二重鎺 | |||||||||||||
刃長 : 71.0cm (2尺3寸4分) 反り : 1.8cm (6分) 元幅 : 3.0cm 先幅 : 2.1cm 元重 : 0.7cm 先重 : 0.4cm |
登録証: 東京都教育委員会平成09年03月11日 |
||||||||||||
|
鑑定書: |
||||||||||||
|
|||||||||||||
|
|||||||||||||
説明: 大野義光刀匠は、昭和23年10月16日に新潟県西蒲原郡に生まれ、本名を吉川三男という。日本大学農獣医学部に入学し、学生時代より日本刀に興味を持ち、昭和44年に、吉原義人・吉原荘二刀匠らの鍛錬所で日本刀の製作の道に入る。昭和55年、文化庁より「美術刀剣類製作承認」を受け、刀匠となり、同年、新作名刀展に初出品する。昭和51年、新潟県黒崎町に鍛錬所を設けて独立する。昭和57年より62年まで、高松宮賞、文化庁長官賞の特賞を6回連続受賞し、昭和62年に無鑑査認定となる。昭和59年、伊勢神宮第61回式年遷宮の御神刀を謹作する。作風は、備前伝を得意とし、「大野丁子」と呼称される華やかな重花丁子乱れを焼く。就中、上杉家に伝来した名物「山鳥毛」(国宝)を写したものは国内外で高い評価を得ている。 本作は、2尺3寸4分(71.0cm)の常寸に、元先の幅差少なく、反りが浅い打刀の姿形となる。地鉄は、板目肌が処々流れごころに、わずかに肌立ちごころとなる。刃文は、ハバキ元の焼きを低くみせて、その上は、丁子を主調に、大丁子を交えて、大野刀匠得意の重花丁子状となり、鎬筋に迫る程に焼きが高く、華やかに乱れて迫力がある。帽子は、一文字派にまま見受けられる乱れ込んだものとなり、よく掃きかけて、裏は火焔に近いものとなる。大野義光刀匠が得意とした丁子乱れの優品にて、その技倆が遺憾無く発揮されている。 |
|||||||||||||
備考: 無鑑査。 登録証では、「九」を「八の下に一」としています。 指裏、ハバキ元に縦にヒケがあります。 |