商品詳細
脇指 松村昌直 文政三年八月 Wakizashi [Matsumura Masanao]
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保存刀剣 NBTHK Hozon Paper
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No. A00314
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(附) 黒石目地塗鞘脇指拵
白鞘 素銅一重時代鎺 |
430,000 | ||||||||||||||
刃長 : 47.6cm (1尺5寸7分) 反り : 0.8cm (2分強) 元幅 : 2.9cm 先幅 : 2.3cm 元重 : 0.6cm 先重 : 0.5cm |
登録証: 東京都教育委員会昭和31年09月11日 |
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鑑定書: (公)日本美術刀剣保存協会保存刀剣鑑定書 平成20年01月28日 |
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説明: 松村昌直は肥後熊本の藩士で、名を英記といい、字を仲廉と称したといわれ、初め薩摩の伯耆守正幸の門に入り、のちに水心子正秀・山村綱広にも教えを受けたと云われている。刀剣の鑑識家としても当時から有名であったらしく、著書には「刀剣或問」などがある。彼の作刀には、天明から文化頃までの年紀のものがまま見られるが、現存する作品は比較的少ない。天保5年、70歳で没したと伝えられる。 この脇指は、小板目肌がよくつみ、地沸が厚くついた鍛えに、互の目乱れに尖りごころの刃などを交えてやき、沸が厚くつき、荒めの沸を交え、砂流しがかかるなどの作柄で、一見して薩摩新々刀を想わせるものであるが、就中、茎仕立・銘振りなどは伯耆守正幸に近似しており、昌直が正幸の指導を受けていたことがわかる。茎の状態があまり良くないことが惜しまれるが、昌直の作品は比較的に少なく、刀身は健体であり、制作当時の黒石目地塗鞘脇指拵が附帯することも好ましい。 |
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備考: 新々刀 中上作 研磨済。新規白鞘 |